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『スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者~若き仏師の物語~』 [舞台・ミュージカル]

ちょっと前の話になりますが、
『スーパー歌舞伎Ⅱ 空ヲ刻ム者~若き仏師の物語~』を見てきました。

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見事に向かいのビルが写り込んでおります。
自分のメモ用のテキトー写真しか撮っていないので、お見苦しい点はご容赦を(^-^;)

歌舞伎は以前から見てみたかったのだけど敷居が非常に高いので、
小心者の私にとってはハードルが高いのなんのσ(^-^;)
でも今回は初心者にも分かりやすいスーパー歌舞伎なのと、
大好きな佐々木蔵之介さんと福士誠治くんが出演するというのもあって、
意を決してチケットを取った次第です。
新橋演舞場は歌舞伎以外で何度か行っているから、勝手が分かってて安心っていうのもあったし。
これが歌舞伎座だったら、相変わらずビクビクして結局行かずじまいだったかもしれません。←小心者過ぎ

私たちの座席は桟敷席の右列1~2番。
舞台に対して垂直に設置されている上に一番舞台寄りな席だったので、舞台奥が見えなかったけど、
逆に演者さんの表情がしっかり分かるし花道全体もよく見えたので、私的にはとてもいい席だったな。
なによりも、めっちゃ落ち着くのがイイ!(・∀・)
演出をしっかり見たいとか全体をよく見たい人には全くお勧めしませんが、
いつもとはちょっと違った雰囲気で観劇できるのはいい経験かも。

お値段がちょっとお高い上に舞台が見えづらいこの席を、なぜ敢えて選んだかというと、
桟敷席で幕間にのんびりとお弁当を食べるのが夢だったから。
何年か前の『滝沢演舞場』で、桟敷席でお弁当を食べている人を見て、すっごく羨ましかったのw
なので今回ダメ元で申し込んでみたところ、奇跡的にチケットが取れちゃったという流れです。
初の歌舞伎で初の桟敷席&お弁当、もうドキドキワクワク♪o(^^o)(o^^)o

ちなみに今回叶った、桟敷席でお弁当を食べることのほかにも、
『Endless SHOCK』の千穐楽か記念公演に入ることと、
『Ken's Bar』のテーブル席でワインを飲みながらおつまみを食べることも私の夢です。
残りの2つもいつか絶対に叶えるぜっ!o(`^´*)

さて、今回桟敷席でいただいたのはこちらの「季節のごはん膳《筍ごはん》」。

IMG_6695.jpg

春らしい筍ごはんと、盛りだくさんなお料理で、なかなか美味しい。
事前に注文しておくと、一幕の終わり頃に桟敷席の後ろの棚に置いておいてもらえるので、
休憩に入るとすぐに席で食べられるという、非常に贅沢なシステムです。
食べ終わってちょっと時間もあったので、売店で小倉もなかアイスを買ってデザートに食べました。
これは何度か食べたことがあるけど、相変わらず美味しかったなー(o´艸`)

さて、ここからは肝心の本編についての感想など。

若い仏師の十和(市川猿之助さん)と幼馴染で官吏を目指す一馬(佐々木蔵之介さん)が、
それぞれ別の道に進みながらも最後は…というストーリー。←はしょりすぎ

三幕物としてまとめようとしてそうなっちゃったのかもしれないけど、
途中がちょっと冗長な感じで、もう少しテンポよく作れたんじゃないかしらと思いました。
でもストーリーはなかなか面白かったです。
セリフも現代語でわかりやすいし。

衣装も豪華絢爛で、すごく色鮮やかで美しかったなー。
猿之助さんの青を基調とした衣装と、蔵さんの赤を基調とした衣装が、
別の道を進んだそれぞれの役柄にぴったりで、とても素敵でした。
蔵さんがまた赤い衣装がすごく似合うんだよなー( 〃▽〃)
眼福、眼福♪

初の歌舞伎を蔵さんはどんな風に演じるのかなーと思ってましたが、
しっかりと馴染んでて、全然違和感もなかったです。
村人たちの暮らしを良くするためには意に沿わぬことをしなくてはならない一馬の葛藤が、
すごく伝わってきて見ていて切なくなっちゃった(ノ_<。)
隣の桟敷席の男性が幕間に「佐々木蔵之介、上手いなー」って、しきりに感心していました。
見得や立ち回りは、さすがに歌舞伎役者さんたちみたいにビシッとは決まらなかったけど、
いつもの舞台では見られない蔵さんがいっぱいで、見ていてすごく新鮮だったなー。

伊吹役の福士誠治くんも、十和を慕う感じがとても可愛くて、すごく良かったです。
彼はホントにいろんな役ができる役者さんだなーとあらためて思いました。
浅野和之さんも相変わらずいい味を出してたしw

そして猿之助さんは、もうホントに力強くて優美でした。
佇まいに華があるというか色気があるというか、うまく言葉にできないんだけど。
立ち回りも美しいし、これが歌舞伎役者さんなんだなーと、ただただ圧倒されて見ている感じでした。

あと春猿さんの色気にはやられましたよ。
女として見習わないといけないけど、あの色気は絶対に身に付かないよね(´・ω・`)

そういえば、猿之助さんと蔵さんが宙乗りする場面で、
黒子さんたちが2人に宙乗りの装置を付け始めたら、
客席がざわめき出したのがちょっと面白かったです。
手をつないで宙乗りする猿之助さんと蔵さん、ほのぼのしてて何だか可愛かったなー(*^m^*)

そんなわけで、大満足の初スーパー歌舞伎でした。
見に行ってホントに良かった!(^-^)
これで歌舞伎へのとっかかりが出来たので、
今度は歌舞伎座に歌舞伎を見に行ってみたいと思います。

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パンフレットとチョコレートを買いました。
パッケージのデザインが素敵☆

★☆★☆★☆★☆★☆
日時:2014年3月14日(金)11時開演
会場:新橋演舞場
上演時間:第1幕55分~休憩30分~第2幕75分~休憩20分~第3幕80分
★☆★☆★☆★☆★☆
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Kバレエカンパニー『ラ・バヤデール』 [舞台・ミュージカル]

Kバレエカンパニーの『ラ・バヤデール』を見に行ってきました。

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バレエの感想なんて書くと、すごくバレエ好きで知識豊富な人と誤解されちゃいそうなのですが、
実は私はバレエ経験は皆無で、見に行きはじめたのもここ数年という完璧なド素人です。
関節はバキバキに硬いし体重オーバーだし(^◇^;)
人間の身体ってこんなに美しいんだなーと驚嘆しながら、普通に楽しませていただいています。

さて、去年の3月に『シンデレラ』を見て以来の久しぶりのKバレエカンパニー。
これまでにも何度かKバレエの公演を見てきてはいますが、
実は熊川哲也さんが出演される公演を見るのはこれが初めて。
今までは宮尾俊太郎くんの公演ばっかり見てきたからなー。
もともと俊太郎くんがきっかけでバレエを見始めたっていうのもあるし、
熊川くんが出演する公演はチケット代が一気に跳ね上がるので、
これまで二の足を踏んでしまっていたのでした(^-^;)ゞ

ストーリーは古代南インドが舞台で、舞姫ニキヤと王女ガムザッティが戦士ソロルを取り合い、
一悶着あった末に…っていうお話。←かいつまみすぎ

事前に予習をしておかなかったので、途中「???」なところもあり、
後でパンフレットを見て、やっと意味がわかった部分もあったりして。
バレエはセリフがあるわけじゃないから、ストーリーを知らない初見の作品は、
やっぱり予習をしておいた方が、より一層楽しめるなーと実感した次第です。

衣装は舞台がインドということもあり、
『シンデレラ』や『ロミオとジュリエット』のときみたいにヒラヒラで豪華絢爛ではなかったけど、
女性のみなさんはお腹を露出する衣装が多かったので、引き締まった腹筋がすごく美しかったなー。

あと、奥行きのあるセットと雰囲気のある照明がとてもきれいでした。
暗い聖堂っぽい場面が多いので、晴天の庭園みたいな明るい場面になったときは、
非常にまぶしくて、目が慣れるまで少し時間がかかったけども(+_+;)

さて、今回のお目当ての熊川くんですが、ホントにホントにすごかったです。
ジャンプの高さがハンパじゃない!
ダンサーさんがジャンプしただけで、客席があんなに「うわあー!」ってどよめく公演は、
いまだかつて経験したことがありませんでしたよ。
とにかくダンスが力強くて美しくてホントに素晴らしく、まさに圧巻!
このままずーっと見ていたいなーと思うダンスでした。
もっとソロの場面が多かったら良かったのになー。

ニキヤ役の荒井祐子さんも表現が豊かでとても素敵だったし、群舞も素晴らしかった☆
延々と続くカーテンコールも含め、ホントに大満足の舞台でした。
やっぱりバレエって素敵だなー(^-^)

Kバレエカンパニーは今年は設立15周年のアニバーサリーイヤーなんだそうで、
今回の『ラ・バヤデール』も15周年記念公演なんだとか。
次回作の『ロミオとジュリエット』は松ソロ&稲ソロとスケジュールがダダ被りの上に、
お財布状況もかなり厳しいですが、なんとか調整してぜひ行きたいと思います。
できれば熊川くんロミオと俊太郎くんロミオの両方を見られたらいいなー。

IMG_6726.jpg

畳の上で申し訳ありませんが、公演パンフレット。
オールカラーの豪華版で読み応えもたっぷりぷりぷり☆
もうちょっとお財布に優しい価格設定だともっと素敵。

★☆★☆★☆★☆★☆
日時:2014年3月20日(木)14時開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール
上演時間:第1幕70分~休憩25分~第2幕50分
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